CASE 17
骨盤は手足よりも多くの筋肉で守られており、とても強い力がかかった場合にのみ骨折が生じます。骨盤は複数の骨で構成されており、どの骨が折れたかによって治療方法が異なります。正確に診断して治療計画を立てる必要があります。
骨盤を骨折した動物の症状は様々です。後ろ足に体重をかけづらい様子のほか、そもそも立ち上がらず動かなくなってしまうこともあります。 内臓にもダメージが及んでいると、ぐったりして、最悪の場合には命に関わってしまうこともあります。
まずレントゲン検査で診断を行いますが、複数の骨が組み合わさってできている骨のため、細かな評価にはCT検査が必要なことも少なくありません。また、骨だけでなく胸やお腹の中の臓器にもダメージがないか、あわせて評価が必要となります。
どの部分が折れているかによって、治療方針や治療方法は大きく変わります。手術の目的として、足の機能を回復することのほか、便が通過するスペースである骨盤の隙間を確保して、排便障害を起こさないようにすることが挙げられます。
特に小型犬は骨折しやすいです。症状は、骨折箇所を触られるのを嫌がる、足に体重をかけられないなど。骨折後は、患部周辺に内出血や睡れが生じます。
Group OF ONE for Animals
院内にはCTを完備し、グループの各院と連携をとりながら治療を行います。関東圏の幅広い地域からご来院いただいております。
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院長:中條 哲也
CTおよびMRI、リハビリ用プールを完備しています。千葉県をはじめ、福島県、茨城県、埼玉県、東京都からも多くご来院いただいております。
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