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関節外法(前十字靭帯損傷)

CASE 12

内科的療法は、数⽇で患肢の使⽤が良化し、かつ体重が軽く、膝蓋⾻脱⾅などの他の障害が併発していない場合に適応になります。前⼗字靭帯損傷に伴って多くの症例で内側半⽉板を損傷することが知られており、この内側半⽉板が損傷している場合には痛みや違和感が残り、内科的療法に反応しない場合が多く認められます。内科的治療は鎮痛剤の投与と運動療法が中⼼となります。6週間以上の期間を要することが一般的です。

外科的療法は、内科的療法後に跛⾏が改善しない⼩型⽝(トイ・プードルやチワワなど)の場合をはじめ、10kg以上の中〜⼤型⽝で前⼗字靭帯が損傷している症例などに適応します。また、前⼗字靭帯の損傷に加え膝蓋⾻脱⾅(パテラ)や半⽉板損傷などが前⼗字靭帯断裂に併発している場合にも適応となります。

⼿術⽅法は⼀般的に⾏われている⼈⼯靭帯を⽤いた関節外法の他、脛⾻⾼平部⾻切り術(TPLO)、脛⾻粗⾯前進術(TTA)などがあります。関節外法を用いた⼿術の場合、術後2ヶ⽉程度は安静が必要となる場合があります。また糖尿病、甲状腺機能低下症、クッシング症候群などの内分泌疾患が基礎疾患としてある場合、体重過多や高齢である場合には緩みが再発してしまうリスクが報告されています。これまでに我々は200症例以上の関節外法⼿術を実施しており良好な結果を得ています。

横浜院以外のグループ動物病院

Group OF ONE for Animals

  • ONEどうぶつ整形外科センター東京

    ONE
    どうぶつ整形外科センター東京

    院内にはCTを完備し、グループの各院と連携をとりながら治療を行います。関東圏の幅広い地域からご来院いただいております。

    東京都港区芝2丁目29-12-1F

    TEL:03-6453-9014 
    院長:中條 哲也

  • ONE千葉どうぶつ整形外科センター

    ONE千葉
    どうぶつ整形外科センター

    CTおよびMRI、リハビリ用プールを完備しています。千葉県をはじめ、福島県、茨城県、埼玉県、東京都からも多くご来院いただいております。

    千葉県習志野市茜浜1-5-11

    TEL:047-408-9014 
    院長:小林 聡

  • ONE自由が丘どうぶつ整形外科・リハビリセンター

    ONE自由が丘
    どうぶつ整形外科・リハビリセンター

    リハビリ専門の獣医師(CCRP保有)がセンター長を務める、プール付きのリハビリ特化型施設です。早期回復のサポートを行います。

    東京都目黒区柿の木坂1-16-8

    TEL:03-6459-5914 
    センター長:岸 陽子

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